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御陵駅
京都市山科区にある駅。「ごりょう」ではなく、「みささぎ」と読ませる。「御陵」の名は、付近にある天智天皇陵(御廟野古墳)に由来する。地下鉄東西線と、京阪京津線の2路線が乗り入れる。京都市交通局と京阪電気鉄道の共同使用駅で駅自体は京都市交通局が管轄しているため、当駅には京津線の駅番号は設定されていない。
かつては京津線の中間駅だったが、1997年の地下鉄東西線開業および京津線の京津三条駅 - 当駅間廃止、駅の地下化により現在の形となった。当駅から京阪京津線への接続のため、「4線シールド工法」という技法で工事が行われた。駅の西側は複線断面トンネルであり、上下線別の単線トンネルを通じ地下2・3階の駅ホームに分岐器を介して接続する。駅の東側で京津線は上下線束ねられ、堀割構造の複線傾斜路を伝い地上へ抜ける。一方で地下鉄線は地上に出た京津線の下をくぐり東海道本線とほぼ直交するかたちで山科駅へと向かう。道路・軌道敷下の狭い空間でこれらの配線の処理を行うため、4本の単線シールドトンネルはそれぞれ上下左右に屈曲する複雑な立体構造(シールドトンネルの最小離隔は約0.7m)になっている。
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