top of page

二条駅

 京都市中京区にある駅。JR山陰本線との乗り換え駅である。1997年の二条〜醍醐で東西線が開通した当初の終着駅である。ステーションカラーは山吹色。終着駅であるため、六地蔵方にシーサスポイントがある。また、二条駅工区の天神川寄り42mはJR山陰本線の直下にあたり、JRによるアンダーピーニング工法で施工された。

 

 駅東側には南北に千本通が位置しており、通り沿いには立命館大学朱雀キャンパス、佛教大学二条キャンパスなど教育施設が豊富である。千本通はもとは朱雀大路のあった場所で、船岡山が正面に来るように決められたとも言われる。しかしもともと通行に必要な幅をはるかに超えていたことに加え、右京の衰退によって都の西のはずれとなったこともあり耕作者による占拠が進み、幅82-84メートルとされる朱雀大路の面影は千本通にはない。

 

 「千本」の名は諸説あるが、日蔵(905?-967?)が、雷神となった菅原道真により地獄へおちた醍醐天皇と出会い、「自分を地獄の責め苦から救い出すために千本の卒塔婆を立ててほしい」と、訴えられたため卒塔婆を千本立てたことに由来する。この説話は「北野天神縁起絵巻」をはじめてとして多数見られるが、「日蔵夢記」が最も詳しい。

bottom of page